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2022/12/04 20:06

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。


ペペロンチーノが好きなのでお昼ごはんにコンビニで買って来て食べたんですが、革屋さんから革の香りでは無くニンニクの香りを漂わせてしまった原田です。

多々あります。

さて、今日は『BYKINGclassicの拘り』をテーマにお話させてください。

現在BYKINGclassicで展開しているウォレットラインナップはすべて『手作業』で制作しております。BYKINGBYKINGclassicの違いは『ミシンで縫う』か『手で縫う』かの違いがあります。他にもそれぞれ使っている革が違うとか色々ありますが、大きな違いは『手縫い』か『ミシン』かです。

「ウォレットの形は一緒なのになんで値段が違うの?」

と思ってらっしゃる方もいるとは思うので、改めてこのblogでご説明させてください。

勘の良い方ならお分かりいただけると思いますが、まずは製作スピードが大きく違います。僕の肌勘では45倍の違いがあります。

例えば、ミシンで145個のウォレットが作れるとすると、手縫いは1日で1個。それぐらいの差があります。

作る物によって違いはあります。

なので、BYKINGclassicの商品は圧倒的に時間をかけて制作しています。

そんなclassicラインの1つの拘りとして『縫い穴』があります。

「穴?」

はい。一つずつご説明しますね。



まずは縫う所の目印の線を引きます。



そして菱目打ちで縫い穴の印を付けます。



次にひと穴ヒト穴縫い穴を開けていきます。

この『縫い穴』にちょっとした拘りがありまして、まずは「一つずつ穴を開けている」と言う事と、そしてもう一つはこちら。



画像の左側に空いてる穴と右側に空いてる穴の違いが分かりますでしょうか。左側の方が右側の穴に比べて大きい。そして右側の方が左側の穴に比べて小さい。これも拘りの1つだったりします。細い糸を使用する部位は右側の小さな穴を開けて、太い糸を使用する部位は大きな穴を開けていたりします。穴を通す糸の太さに対して的確な穴を開ける事が狙いだったりします。もちろん菱目打ちでそのまま打ち込んで穴を開ける方がよっぽど早いんですが、革の厚みが増すほど菱目打ちだったら強く打たなければ貫通しない。となると穴がかなり大きく空いてしまってバランスが変になっちゃいます。



分かりずらいかもしれませんが、菱目打ちの根本に行くほど太くなっていたりするんですね。革へのダメージと糸に対して的確な大きさの穴を開けるには少し違う。もちろん多くの菱目打ちが世の中には存在しますが、僕は22歳の頃から1つずつ穴を開けている事もあり僕の中での拘りだったりしています。

かなり大袈裟に言いますが、何千兆回穴を開けてきたか分かりません。笑

誤解を招く言い方になるかも知れませんが、菱目打ちで穴を開ける部位もあります。その場合はそれがベストだと判断している。と言うことなので、それも拘りの1つです。

他にも細かな拘りが多く存在しているのでまたこのblogのどこかでご紹介させてください。

今日はLeatherSmithの変態な部分をチラッとお話させていただきました。

アトリエからは以上です。

じゃーね。