2023/04/30 20:43
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
「何屋さんやろ?」って言いながらドア越しに覗かれる事が多い『革屋さん』の原田です。
※とは言え、【革】そのモノは売ってませんよ。笑
さて。
今日は【細かな調整に費やす時間】と言うテーマでお話させて下さい。
新しい商品を造る時は毎回イメージから入ります。そして「だいたいこんな感じかな」と決めたら次は型紙の制作なんですが、この型紙が大変に時間がかかるんですよね。世の中には【パタンナー】と言う職業があるぐらいに大切なお仕事だったりするんですよね。もちろん僕はそんな知り合いもいないので自分でセッセと型紙を作るんですが、毎回毎回非常に悩まされるんです。おそらくPCなどでやるとそれなりにスムーズに事が運んだりするとは思うんですが、少し前にも言ったように僕はPCはメッキリダメだめでして。右手に鉛筆、左手に消しゴムでスーパーアナログな制作方法なんですね。ちょっとしたカーブもすべて【手書き】が元となっていたりします。
最近新しい商品を造りたくてですね。仕事の合間に型紙とにらめっこしている時間があるんですが、とにかく一度は「これだ!」と決めた型紙を仕上げて、実際に革を裁断してサンプルを造るんです。そうすると頭の中でイメージしていたモノとどう違うのかが見えてきたりするんです。当たり前ですが、1番最初に「これだ!」と決めた型紙で自分の頭にあるイメージとガッツリ合う事なんてほとんどありません。いや、ありません。
ここからが長い!非常に長い!型紙の微調整を何度も何度も繰り返してイメージと近づけていくんです。なので僕は大量の型紙を消費しながら少しずつ前に進んで行くんですね。皆さん、1度や2度は漫画家や作家が部屋にこもってあーでもない!こーでもない!と言いながら紙をクシャクシャに丸めてポイっと捨てる描写を見たことがあると思いますが、まさにそんな感じです。笑
とにかく、そんな感じで型紙を繰り返し制作してセカンドサンプル、サードサンプルといくつも作ってやっと1つの商品が出来上がるんです。今作っている商品は定番商品化するかはまだ分かりませんが、おそらく近々新しいアイテムが店頭に並ぶと思います。
ぜひ、楽しみにしていて下さい!
アトリエからは以上です。
じゃーね。