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2023/02/25 22:09

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。


一度しっかりと時間をとって工具類をメンテナンスしたいです。


さて。

今日は昨日の続きになります。昨日はcordovanについてメリットはこんな感じですよ〜。と言ったお話をさせていただきましたが、今日はデメリットについてお話をさせて下さい。

デメリット*

・水に弱い

cordovanは非常に耐久性に優れた皮革ですが、水に弱いと言う弱点があります。(一般的にタンニン鞣しの革は水に弱い)水が付いてしまった場合はすぐに拭き取る事をお勧めします。水が付いてそのままにしておくと、繊維に浸透してしまい、それまで引き締まっていた繊維が元に戻るため水ぶくれ(ブク)が出来てしまいます。



画像の真ん中にある丸い点が『ブク』です。なので出来るだけ早く水を拭き取る事が重要になってきます。個人的には天候が雨の日は特に要注意です。例えば濡れたままの手で触ってしまったり、ちょっとした小雨でもcordovanのお財布や革小物を手に持ったまま移動をしたりすると気が付いた頃には『すでに遅し』みたいな事になりかねませんのでお気を付けください。

また、汗も要注意です。水とはちょっとまた理由が違うのですが、汗に含まれる塩分とアンモニアにより革の変色を引き起こす恐れがあります。(cordovanに限らず革全般に言える事ですが)特に夏場にはご注意下さい。濡れたパンツのヒップポケットなどに入れる事は避けた方が賢明だと思います。

・キズ付きやすい



cordovanは非常に繊維がきめ細かく美しい表情をしているのですが、その分やはりキズは付きやすい素材です。目立ちやすいと言った方が正しいかもしれません。深いキズは色の変化も十分にあり得る皮革です。シボ革やエンボス加工を施した革に比べると、やはりキズは目立ちます。それこそ『初キズ』はちょっとヘコむかもしれませんね。笑

しかしながらcordovanはタンニン鞣しの皮革ですので、使えば使うほどにタンニンにより色に深みが増していきます。cordovanの持つオイルと普段使う手の油分などによって目立たなくなっていきます。キズが完全に消える訳ではありませんが、極上の光沢と、くったりとした表情からキズはほとんど目立たなくなっていきます。

今日はcordovanのデメリットをお話させていただきました。いっけん、神経質な方は避けた方が良いと思いますが、どちらかと言うと神経質な方にこそピッタリの皮革なんじゃないかなぁと個人的には思います。長く使える皮革ですので定期的なメンテナンスも必要ですし、雨の日はcordovanの革小物に十分に気を配られると思います。しかしながらガンガン使う事も出来る皮革ですので、幅広い方々にご愛用出来るなぁと思います。

革好きの方は一度は持ってみたい皮革【cordovan】。そのポテンシャルは魅力たっぷりでございます。ぜひcordovanのエイジングをお楽しみください。



ちなみに僕も愛用していますが、ガンガン使ってます。メンテナンスは半年に1度ぐらいでしょうか。雨の日はさすがに外には出しませんが。笑


アトリエからは以上です。

じゃーね。