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2023/01/30 20:11

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。


そう言えば最近のドラマって9話とか10話で終わっちゃうけど、昔は12話まであったはず。

「なんで?」


さて。

今日は【冬場に起こる困った事】というテーマでお話させてください。



僕はLeatherSmith(革職人)なので、お仕事はもちろん革製品を製作する訳ですが、1年間を通して「この時期はこれが困ったなぁ〜。」と思う事があります。今日は冬場に困る事の1つをここでご紹介出来ればなぁと思います。

どんな職業でも各季節において困る事はあるかと思います。パッと思いつく事で言えば、例えば……

*夏場の工場は汗が尋常じゃない。

*夏場のガテン仕事は肌が焼けて仕方がない。

*冬場の車屋さんで車の洗車は地獄。

*夏場の飲食店での厨房は熱地獄。

などなど。ザッとこんな感じで各職業においても色々あると思います。外仕事の方は夏場は暑くて冬場は寒い事が当たり前の中、日々頑張っておられると思います。

僕は幸いアトリエの中での仕事がほとんどなので寒さや暑さに関しての心配は有り難い事にほぼ無かったりするんですが、各季節で細かな所で仕事が前に進まない事もやっぱりあるんです。冬場で最大に困る事は何かと言えばズバリ『ボンドの硬化』です。さまざまなボンドを使うのですが、やはり物によっては冬場の寒さでかなり固くなっちゃうんですね。これがホントに厄介でして。元々はサラ〜っとしているボンドも冬場になるとトロ〜っとなります。まだトロ〜っとしているぐらいなら大丈夫なんですが、元々トロ〜っとしているボンドは冬場になるとドッッッッロォォ〜〜〜っとなるんですね。これが非常に困ってですね。伸びないんですよね。なので冬になると出勤してまず何をするかと言うと、別容器に移したドッッッッロォォ〜〜〜っとなったボンドを溶かす(柔らかくする)作業をします。作業と言っても灯油ヒーターの前に容器ごと置いてひたすら柔らかくなるのを待つだけなんですが、本当はすぐに作業を進めたいのに1時間、2時間ボンドが柔らかくなるのを待たなければいけない。もちろんその間は別の作業をするので何の問題もなかったりするんですが、やっぱりスムーズに進めたいので困るんですよね。それにボンドだけじゃなかったりします。特殊な塗料もやっぱり普段より固くなっているので使う前にしっかりと混ぜなければならなかったりします。非常に細かな部分ではありますが、『どーやったら冬場のボンドは固くならないのか』を今日もほんの少し考えながらコツコツと作業しております。何か良い方法があれば教えて下さい。

アトリエからは以上です。

じゃーね。