2022/11/05 20:14
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
お店の電話が鳴り、スマホの電話が鳴り、さらにお客様がご来店されると言う奇跡的な同時現象を何度か体験している原田です。
さて、今日はLeatherSmith(革職人)らしくBYKINGclassicで定番で扱っている皮革、『Bridle leather(ブライドルレザー)』についてお話させてください。
そもそもブライドルレザーってなんだ?と思う方もいらっしゃると思うので、ブライドルレザーの歴史からちょっと深掘りしてご説明させていただこうかなと思います。
※あくまで独学で得た知識になりますので、このblogで書かれている事が確実に正しいとは限りませんので予めご了承ください。
ブライドルレザーの歴史は古くてですね、14世紀頃に英国で誕生したとされています。西暦で言うところの1300年〜1400年頃なわけですから、日本で考えるとだいたい鎌倉時代後半〜室町時代にあたるわけです。鎌倉と言えば源頼朝将軍が僕の記憶にはあるのですが、まぁそんな事は横に置いといて。600年以上も前の事なのでなかなか想像しづらい所はありますが、おそらくこの頃には英国でブライドルレザーが製造されていたんですね。
馬具用に作られた革として有名でして、英国では『騎手』や『貴族』のために作られていたみたいです。ロウ引き加工をした革は耐久性もよく、英国特有の雨天が多いという事や馬のよだれや汗なども革に付着することからより強くするために開発されました。現在はファッションとして取り入れられており世界三大レザーの1つとしても有名です。
革の特徴としては表面に『ブルーム』と呼ばれるロウが見受けられます。この白い粉のように見える『ブルーム』は革に耐久性を加えるためにロウを擦り込ませてあるんですね。内部まで擦り込み、浸透させる事により堅牢度が増し、革の繊維が引き締まり経年劣化もゆるやかにしてくれます。もちろん、表面のブルームは使用する事により自然と無くなっていきますが、落ちた後は艶やかな革本来の表情を愉しむことができます。
僕も過去に使った事がありますが、ほんとに耐久力はずば抜けて高い皮革だなと感じています。もちろんブライドルレザーは世界的にも格調高い皮革ですので自分のご両親や上司にあたる方へのプレゼントとしてオススメの皮革です。
あまりお財布を変えない。
一度使いだすとそればっかり使う。
こう言った方には超絶オススメでして、何せしっかりメンテナンスさえしてあげればずっと使える。そんな皮革です。
使い始めはパキッとした感覚で、少々硬いかなと思いますが馴染みだしたらもぅこっちのもんです。笑
艶やかな表情が思わず触りたくなっちゃうほどに輝いてくれます。
と、言うことで今日はBYKINGclassicで定番として取り扱っている皮革『Bridle leather(ブライドルレザー)』についてのご説明をさせていただきました。
https://byking.official.ec/items/64239764
アトリエからは以上です。
じゃーね。
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