2022/10/28 20:08
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
充電器の差込口をメーカー問わず統一してほしいと心から願う原田です。コンセントの差込口みたいにしてくれればいいのに…。
さて、今日は『道具』について少しお話させていただこうかなと思います。
どんな職業にも専用工具、ないし専用道具があると思います。我々LeatherSmith(革職人)にももちろんありまして、それが無いと作りたいモノも作れない。なんて事はザラにあるんですね。【一流の職人は道具も自分で創る】という言葉をこの道に足を踏み込んだ時に聞いたりしました。当時は「なるほど!」、「なんかカッコいい!」と思い僕も作ることにしましたが、そんな上手くいく訳はない。そのへんにある鉄やステンレスを削りまくって革包丁や菱目打ちを作ろうとしていたのですから…。見事に出来ませんでした。何事も0から1にするのは難しいですよね。
しかしながらさまざまな道具や工具を用いてモノを作っていると、やっぱり出てくるんですよね。「この道具のここがもうちょっとこうなっていればなぁ」とか「この部分がなかったらこの道具良いのになぁ」とか。その場合はどうするか。答えは『加工して創る』です。少し違う言葉で言うと『カスタムする』とでも言いましょうか。ちょっとでも自分が使いやすいように、道具あるいは部品を自分で加工するんですね。僕も普段から使っている道具に加工したモノはいくつかあります。もちろん失敗をした事もたくさんありますが、自ら使いやすいように『創る』事が大切なんだなと思っています。0から1にする訳ではなく、すでに完成している道具、1から2にする。そうやって自分で自分の道具を創っているうちに思い出すんです。【一流の職人は道具も自分で創る】とはこう言う事を言うのではないか。なんてね。
※もちろん0から創り上げる職人さんも世の中にはおられると思います。
と、まぁどれもこれも愛着のあるかわいい道具たちでして、この子たち無しでは僕も商品を生み出せないのでこれからも大切にしていきます。
今日はちょっとした拘りというか、普段使ってる道具も実は自分で加工して使いやすいようにしていたりするんだよ。と言うお話でした。
アトリエからは原田がお届けしました。
じゃーね。