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2022/10/22 20:11


おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。


スニーカーの中がモゾモゾするなぁと思って見てみたらつま先の方に革のハギレが入っているのを発見致し、「なんでなん?」と思わず口にしてしまった原田です。

革屋さんあるあるだと思います。


さて、今日はと言いますと、BYKINGclassicで定番として扱っている皮革『VEAU EPSOM(ヴォー・エプソン)』についてご説明させていただこうかなと思います。少し前に『牛革』についてそれなりにご説明させていただきましたが、『VEAU EPSOM』も牛革なんですね。種類は何になるかと言いますと、『カーフ』になります。いわゆる生後6ヶ月までの仔牛が元となっておりますので、大変希少価値も高くて高級な素材になります。また繊維が非常に細かくて傷が少なく、肌触りが良くて柔らかい特徴があります。人間で例えると、赤ちゃんのお肌みたいにプルプルで肌触りが良くて気持ちがいいみたいな感じです。そんな希少な皮革をそのまま使うどころか、さらに『エンボス加工』を施してあるのが VEAU EPSOM   なんですね。


『エンボス加工』はいわゆる型押しです。何百、何千とある型押しの種類ですが、VEAU EPSOM   のエンボス加工は非常に細かな凹凸が特徴的でして、この凹凸型板(大きな鉄板)を熱によって温めてプレス加工するんです。すると皮革全体に凹凸が施されてハリ感も出てくるんです。そうした加工技術によりキズが付きにくくなりキズが付いても目立ちにくくなると言ったメリットもあります。非常に上品な表情をしている高級な皮革であるVEAU EPSOM はあらゆるスーパーメゾンや世界の名だたるハイブランドにも定番として扱われています。パッとみて「この革もしかして。」と思われた方はあながち間違ってないかなと。


さて、そんなVEAU EPSOM ですが、どこのタンナーさんで製造されているかと言いますと、答えはフランスになります。


タンナーとは【皮革を鞣す製革業者】の事を指します。タンナーさんの事もまたblogでご紹介させてください。


フランスと言えば皆さんもご存知の通りものすごいブランドがひしめくパリが有名ですよね。ハイブランドの本店なんてほとんどパリにあったりします。エッフェル塔もありますしノートルダム大聖堂、ルーヴル美術館やオルセー美術館が代表的でパリコレなんてものもありますよね。何にせよ世界が注目する街だという事です。

フランスは歴史的にも革との関係は深いところがありまして、世界的に有名なタンナーも多く存在します。その中からVEAU EPSOMを製造している2社をご紹介させていただきます。


Tanneries HAAS(アース社)


1842年にフランス・アルザス地方に居を構える世界最高峰の革を作り続ける老舗タンナーです。ドイツとの国境にあり、水が綺麗で自然豊かなこの村は革作りに適しており、創業当初はタンニン鞣し革を専門としていました。その後クロム鞣しの技術を取り入れ、主に仔牛の革を中心に様々な種類の革を生産しています。現在ではあらゆるスーパーメゾン、ブランドに質の高い革を提供しています。


Tanneries ROUX(ルー社)


1803年にフランス・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方に設立された大変希少価値の高いカーフ(仔牛)の製造を専門としているタンナーです。専門的な技術、知識を持ち卓越された伝統技術により高品質な皮革の製造を行っており、フランスをはじめ世界の名だたる高級ブランドに革製品の皮革を提供しています。




BYKINGclassicではHAAS社、ROUX社で製造されたカーフレザー(VEAU EPSOM )を定番皮革に取り入れて商品を展開しているんですね。また、BYKINGclassicのウォレットラインナップは全て手縫いでの生産になります。1つの商品を作り上げるまでにたくさんの時間を要しております。ぜひ一度LeatherSmithが手掛けたウォレットをお試しください。

https://byking.official.ec/categories/4472618

今日はVEAU EPSOM のご紹介になりました。最後までご覧いただきありがとうございました。


アトリエからは原田がお届けしました。

じゃーね。