2022/10/17 20:19
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
アマプラで「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」がスタートしたんですが、始まる前の頃のテンションと始まった後のテンションが、マジで恋愛で言うとこの「熱し易く冷め易い」みたいな状態になってしまっている原田です。
さて、今日は存在するたくさんの革の種類の中から比較的オーソドックスと言いますか、『牛革』の種類について少しお話出来ればなぁと思います。
「牛革を使って作った商品」と一括りに言う事も多いんですが、実は『牛革』もそれなりに種類があるんですね。種類と言うか動物の成長過程(年齢)によって呼び方が違うんだよ。と言うお話です。『人間』も例外ではなく、年齢によって呼称みたいなモノがありますよね。例えば、
赤ちゃん→子供→少年→青年→成人→大人→老人
みたいな感じです。分かりやすいな!笑
では、牛はどうなの?と言うと、牛もあるんですよね。
仔牛→成牛→老牛
と、こんな感じです。少ないな!笑
※他にも呼び方があるかもしれませんが、そこのところはよろしくです。
『カーフ』
生後6ヶ月以内の仔牛の皮から鞣された革の呼称です。ヨーロッパでは仔牛を食べる事が多くて欧州からの輸入が多くみられます。
若い牛なので(むしろ赤ちゃん)革は薄くて、きめ細かい表面が特徴で、繊維の質もすごく良くて牛革の中でも最高級と言われる素材です。さらに3ヶ月以内の仔牛の場合には
ベビーカーフなんて呼ばれちゃっています。
『キップ』
生後6ヶ月~2年の牛皮で、「人間」で言うところの子供から少年ぐらいにあたると思います。もちろんカーフから成長しているので厚みや強度が増しています。カーフと共に牛革では高級革に分類されています。
『ステア』
生後2年以上の雄牛皮の事を指しており、特にステアの場合は3~6ヶ月の頃に去勢した牛を指します。市場に1番流通している牛革で、牛革使用の表記がある場合のほとんどがステアです。「人間」で表すところの青年から大人と言ったところでしょうか。成長しているため判も大きく、また厚みがあるので加工しやすいのも特徴的です。
『カウ』
生後2年以上で出産経験のある雌牛の皮です。牝牛になるのでステアより柔らかく薄手です。ステアの次に流通量の多い牛革となります。『人間』の男と女も近しいところがあり、牛も牝牛の方が皮が柔らかくて、きめ細かい皮をしております。雄牛に比べて比較的高値で取引されています。
『ブル』
生後3年以上の雄牛の皮を指します。『人間』で説明すると成人から大人になるでしょうか。繊維組織が粗く、厚手な皮が特徴です。やはりそれなりに年月が立っていることもあり、キズが多いこともありますが、何せ大判で厚手、また丈夫な素材になるので比較的にタフなメンズ商品に使われる事が多いですね。
と、まあこんな具合に牛革と言ってもたくさんの種類があるんです。
もちろん作る製品によってそれぞれメリット・デメリット、あるいは向き不向きがあったりもします。
BYKING・BYKINGclassicでもこれらの革を使って商品を展開していたりします。それぞれの革がどの部類に入るのかはまたいつかこのblogでご紹介できたらと思います。
さて、今日のところはこの辺で!
アトリエからは以上です。
じゃーね。