2022/10/16 20:26

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
こんがり焼けるサドルレザーを見ながら来年の夏は僕もこんがり焼くぞ!と決めた原田です。
さて、今日はこの前出展させていただいたイベントのお話をしようかなと思います。
10/15(土)に古くからお付き合いをさせていただいている【Sun Works】・【Burn Freely】さん主催の周年祭イベントにAtelier BYKINGもお声がけいただき出展させていただきました。
※実は毎年出展させていただいております。
当日は天候にも恵まれて気持ちの良い一日になりました。多くのお客様もご来店いただきありがとうございました。
BYKING・BYKINGclassicともになかなかの物量(商品)を持っていったのですが、やはり1人で設営となると厳しいところもありましたが、楽しい時間を過ごさせていただきました。
毎回勉強になる事も多くていつかここで学んだ事を活かす時がくればなぁと思ってます。
さて、今日はそんなたくさん学んだ事の1つをこのblogでお話出来ればなと思います。
もちろん革にまつわる事だったりするんですが、今回は「売り手」の立場から学んだ事だったりします。
題しまして「革と天気」。
革製品は水に弱い事は皆さんもご存知のことと思いますが、さすがに野外で雨天の場合は「売り手」は困り果てます。なんとかイベント時間内は頑張ろうとするのですが、どうしようもない時は撤収します。当然です。商品を濡らすわけにはいきませんからね。
逆に野外で晴天の時は最高だなぁと一瞬思うのですが、そんなに甘くない。実は晴天の時ほど「売り手」は商品をこまめに観察して気を張っています。取り扱っている皮革の種類にもよりますが、天然皮革ですのでやはり焼けるんですね。サドルのナチュラルなんてほんとにすぐ焼けちゃいます。
ではBYKING・BYKINGclassicで最も注意するべき皮革は何かと言うと
サドルレザー
ブライドルレザー
この2点です。もちろん他の皮革も注意してますが、この2点は別格です。
※あくまで「売り手」目線のお話ですので、商品を綺麗に保ちお届けする事を前提にお話しております。
まずはサドルレザーから掘り下げます。
先程も少し触れましたが、とにかくサドルレザーは焼けるんですね。満遍なく焼けてくれたらまだ良い。しかしながらお財布は閉じてる状態で展示しているので中は焼けないんですね。サドルのナチュラルはほんとに敏感でして炎天下ならばほんとに15分ぐらいで色が変わっちゃう。
※肉眼で分かるほどです。
しかし野外とてテントは張るので午前中は影があるのでまだ安心なんですが、地球は回ってるわけですからだんだんとテントの影も動いちゃう。西陽なんてマジでヤベーんです。笑
僕はそろそろマズイなと頃合いを見てサドルのナチュラルは終います。
もちろん接客の中で
お客様「ナチュラルはないの?」
定員(僕)「ありますよ!ちょっと日光が強くて焼けちゃうんでしまってあるんですよ。ちょっと待って下さいね!今お出しします^ ^」
と、まぁこんな感じでご覧いただく事は可能です。
次にブライドルレザーです。
ブライドルレザーは世界三大レザーの一つとして呼び声が高い高級皮革です。イギリスが産んだ歴史的にも古い革でして、表面はブルームと呼ばれるワックス(白い粉)が見受けられます。もちろん使用している度にとれていくんですが、始めはそれはそれは美しいブルームが魅力だったりするんですね。でも、ブルームはワックスです。熱さによって溶けちゃうんですね。これは大変です。日光も例外ではなく問答無用でブルームを溶かしてきます。さっきまでの表情が一変します。綺麗なブルームで霜降りの表面がだんだんと溶けて下地の革色になってくるんですね。もちろん品質がどうこうなる事ではないんですが、やはりブルームはブライドルレザーの魅力の一つ。売り手はかなり慎重に扱うんですね。
ブライドルレザーも頃合いを見て終う事もあります。
もちろん先程のサドルのナチュラルの時と同じで接客の中でお出しする事は可能です。
と言う事で繰り返しになりますが、あくまで「売り手」目線の学びごとだったりするので皆さんは
へぇ〜、色々あるんだね。
ぐらいに思っていただけたらありがたいです。

最後に【Sun Works】・【Burn Freely】さん、周年おめでとうございます。そしてご準備もお疲れ様でした。また来年もぜひ呼んでくださいね〜。
今日も一日ありがとうございました^ ^
アトリエからは原田がお届けしました。
じゃーね。