2022/10/12 19:16

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
最近、車を軽バン(ハイゼットカーゴ)に乗り換えたのですが、前車両(ハイエースのワイド)の時は知り合いとすれ違ったりする時に手を振ったりパッシングまたはクラクションなどをお互いしてコミュニケーションを測っていたのですが、全力で手を振っても気付いてもらえない淋しさを感じながら今日も運転している原田です。
※とはいえ、それなりの自由を感じていたりもします。
さて、今日は『皮革』について皆さまにちょっとした知識をひけらかしてやろうかなと思います。
※生意気で申し訳ございません。
そもそも『革』とはなにか?
皆さまが普段言っているまたは指している『革』とは、そもそも動物の『皮』を鞣したあとの素材である『革』を意味しております。
『皮』…
動植物の肉、身を包んでいる外側の膜の事を言います。簡単に言えば生の皮です。
『革』…
動物の皮から毛を取り除き、鞣(なめ)した後の素材を意味します。
革を柔らかくと書いて→鞣すと覚えれば良いかなと思います。
※あくまでも革を柔らかくと書きますが、鞣し加工もさまざまな種類があり、中にはカッチカチの革も存在します。
漢字もおもしろいですね。
革を包むと書いて→鞄(かばん)
革が化けると書いて→靴(くつ)
ちょっとだけ、へぇ〜!でしょ?笑
※知ってるっちゅうねん!と言うツッコミが多方面から聴こえてきそうですが気にしないことにしますね。笑
話を戻して、僕たちLeatherSmith(革職人)は鞣された革という素材を使ってお財布やベルト、鞄や靴などを創るんですね。
※靴に関してはまた少し違うジャンルかなと勝手に思ってたりします。
先程も少しだけ触れましたが、『革』と言ってもほんとにさまざまな種類があります。
代表的なところで言うと、牛・馬・羊・ヘビ・トカゲ・ワニなどでしょうか…。
牛と一言にまとめて言ってますが、仔牛、成牛、水牛などかなり種類があったりします。
もちろん他の動物の革も一緒のように枝分かれみたいな感じで沢山の種類があります。
※AtelierBYKINGでもここらへんの革は定期的に使用しております。
それらの革は鞣し工程の段階で大きく3つに分けられるんですね。
・タンニンなめし
・クロムなめし
・コンビネーションなめし
この3種類です。
鞣しの種類によって皮→革への仕上がりが異なります。(ほんとにキリがないくらい説明が大変)なので、ものすごーくサラッとご説明しますね。
タンニンなめし…植物性のタンニンを使って鞣した革。
クロスなめし…クロム化合物を使って鞣した革
コンビネーションなめし…タンニン、クロムの両方の工程で鞣した革
こんな感じです。
それぞれに善し悪しがある事は言うまでもございませんが、天然皮革ですからね。ご容赦ください。
AtelierBYKINGで展開しているレザーブランドである『BYKING』・『BYKINGclassic』ではどうなのかと言うと…。
『BYKING』
Saddle leather(サドルレザー)
→タンニンなめし
『BYKINGclassic』
Bridle leather(ブライドルレザー)
→タンニンなめし
VEAU EPSOM(ヴォー・エプソン)
→クロムなめし
Cordovan(コードバン)
→タンニンなめし
以上が定番として展開している革になります。
※もっと増やしたいのですが、なかなかねぇ〜〜。笑
またblogのどこかで各レザーの特徴や特性などもご紹介させてください。
今日は『革』の意味、種類。そして『鞣し』についてサラッとご説明させていただきました。正直、独学で身に付けた知識ではあるので、本当に氷山の一角の知識でしかご説明出来ないかもしれませんが、もっと聴きたい。もっと知りたい。と少しでもご興味を持っていただけたら嬉しいです。
もちろん、お店に来られてお話する事も可能なのでぜひ遊びに来て下さい!笑
という事で、今日はこのへんで。
アトリエからは原田がお届けしました。
じゃーね。