2022/10/07 20:31
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
袋縫いのバックを作っていたんですが、表と裏を間違えて縫ってしまって、裏返した時に全力で裏が表になってしまい、半日ぐらい受け入れる事が出来なかった原田でございます。
※半年に一回ぐらいこういった凡ミスをしてしまいます。
今日はですね、『情報って不思議だな』というなんともよくわからないお話を前編・後編に分けてさせていただこうかなと思っております。よくわからないお話を前編・後編に分ける必要があるのか?と言うお言葉をもらいそうなので予めご了承いただくためにお伝えさせてください。
このへんが原田です。
よろしくお願いします。
・前編・
僕が革に携わったのは22〜23歳のころでして、当時はスマホなんてモノは無くて、ガラケーの時代でした。その気になればインターネットで色々と調べる事は可能だったわけですが、23歳の当時の僕はそんな事にも気が付かないぐらいドアホウでした。
欲しい財布がないから自分で作ってしまおうと思い立った時に頭に浮かんだ事と言えば本当に1つしかなくてですね、
「そういえば大阪の東急ハンズにレザーコーナーみたいな所があったなぁ」
これだけでした。
当時大阪で友達と遊んだ時にたまたま入った東急ハンズで色々なモノが置いてあってワクワクした感覚を覚えていたんですね。
早速次の会社が休みの日に行ったんです。
※この時はまだ会社を退職してません。
そしたらやっぱりレザーコーナーがあったんですね。見渡す限り知らない道具ばっかりで何を買えば良いのか全くわからない。1時間ぐらい舐め回すように物色していました。
そしたら『レザークラフトセット』を発見したので、とりあえずそれを買いました。

帰りの電車の中ではニヤニヤウキウキしていて、周りから見ればかなり気持ちの悪い青年だったと思います。
「これで自分の財布が作れる!完璧や!」
なんて事を考えながら色々とお財布のイメージを膨らませながら帰りました。
※勘の良い人であればこの時点で僕が本当にドアホウだったんだと分かると思います。
そうです。『道具』は手に入れたんですが、肝心の『革』は手に入れてないんですね。
家に帰って来て買ってきた箱を開けるまで全く気づきませんでした。愕然としましたね。座ってた椅子を引っこ抜かれるぐらいの感覚でした。
後日もう一度大阪の東急ハンズに行き、今度は『革』を物色し始めました。
でもね、A4サイズぐらいのペラペラな革しか置いて無いんですよ。
違う。
僕が想像していた『革』はそれこそ動物の大きさぐらいある『すんげぇ大きな革』だったんです。でもそれが東急ハンズには無かった。
どうしたもんかなぁと悩んでいたんですが、悩んだところで仕方がない。ここには無いんですから。
何を思ったのか本能的に東急ハンズの店員さんに聞いてみる事にしました。
僕…「あのぉ、すみません。こういう革じゃなくて、めっちゃでっかぁい革ないですか?」
店員…「はい?でっかい革ですか?」
僕…「そうなんです。でっかい革なんです。」
店員…「うちにはこれしか置いてないんですですけど……。」
僕…「あぁ〜、そうですよね。」
※この時の僕の表情はそれはそれは絶望にかられたヤバい感じだったと思います。
そんなヤバい顔面だった僕に気づいてくれたこの時の店員さんに僕は非常に感謝しております。
店員…「あの〜、ちょっとお待ちくださいね。」
僕…「え………?」
店員さんが奥の方へ行き、5分ほど経ってこっちに来ると
店員…「あのぅ、これちょっと調べたんですけど、ここに行ってみたらお求めの革があるかもしれませんよ。」
僕…「え?」
店員…「ちょっとネットで調べたんですけど、大阪に2、3件革屋さんがありました。」
僕…「マジですか?え、ホンマですか??」
店員…「笑!はい、ありますよ。」
僕…「うわぁ〜!ありがとうございます!!」
店員…「いえ、よかったです。」
僕…「早速行ってみます!!ほんとにありがとうございます!!」
店員…「とんでもないです。こちらこそありがとうございます。」
そんな会話をして東急ハンズの店員さんがプリントアウトしてくれた紙を片手に足速に革屋さんへ向かいました。
有頂天の僕は電車に乗っているにも関わらず、半分息を切らしながら超興奮しておりました。この時も周りから見ると本当に気持ちの悪い青年だったと思います。
そして、大阪の大国町へ行きお目当ての革屋さんへ足を踏み入れる事になるんです。
後編へ続く……。