2022/10/05 10:06
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
初めまして。Atelier BYKING代表の原田です。
今日からブログスタートという事で、それなりに気合いが入っていて昨日の夜から寝れていない原田でございます。
さて、今日は記念すべき初ブログという事で、ものすごく簡単ではあるんですが、僕の自己紹介をかねてAtelier BYKINGって何なの?という方にもご理解いただけるようにご説明させていただこうかなと思っております。
まず僕はというと、滋賀県に生まれて滋賀県ですくすくと育っております。ご想像通り都会とは全く違い、見渡す限り田んぼや畑の景色が一望できるそれはそれは素晴らしい環境の元でこれまでの人生を謳歌しております。
地元の小学校に通い、中学校を卒業したあと隣町の高校に通い無事に卒業致しました。
その後は専門学校(京都)に2年間通い、某自動車工場に就職致しました。
※専門学校と自動車工場は全く関係がございません。
2年間ですね、工場で働いた後に自ら革職人への道へと飛び込みました。いわゆる脱サラってやつです。当時23歳の頃だったと思います。
独学でレザーブランド【BYKING】を立ち上げて当時の貯蓄と相談しながらあれやこれや道具を揃えて、おばあちゃんの家の横にある古屋みたいな所でトンカントンカン造るわけです。
※当時の気持ちや覚悟や描いた夢などはまた後日にでもご紹介できればなと思います。
そんなこんな右も左もわからないままひたすらに革製品を造ることに没頭して1年弱経った頃にですね、地元の某アパレルショップからお声掛けいただき、ショップの一部分(一坪あるかないか)を間借りして制作、販売する事になるわけです。
そうです。いよいよ本格的に【自ら造った製品を売る】事になっていきます。
自分が造った商品を売るわけですから初めの頃は、それはそれは恐ろしかったですね。
もちろん、某アパレルショップさんは僕も昔から服を買わせていただいたりしてお世話になっていました。長く商売も続けておられるのでお客様もたくさんおられます。また、どれもこれも造り込みが良い服や小物を売られているので、お客様の目も肥えてる。
そんな環境化に突然僕の造った革製品が並ぶわけですね。独学で革を学んで、それもたったの1年弱のキャリアしかない革製品ですから、今思い返すとクオリティなんてものはとんでもないですよ。それはもうスポーツカーに対して三輪車が同じ棚に並べられるくらいの気持ちで、毎日逃げたい想いがありました。
当然そんな簡単に売れるわけもなく、5年間くらいはアルバイトで生計を立てておりました。
※ここからしばらくは当時の心境がぶっ込んであります!
20代半ばの男の子なんて寝る時間を惜しむぐらいすべての欲求に素直なわけで、遊びたいじゃないですか、友達と一緒にご飯行ったり呑みに行ったりしたいじゃないですか、でもアルバイトでお金を稼がないとそれも出来ない。
気が付けば革を触る時間も減っていてアルバイトで稼いだお金で友達と遊びに行く、そんな事の繰り返しだから職人としての腕も伸びない。むしろどんどん遠ざかっているようにすら感じる。
しまいにゃパチンコに通い散財する。
それはもう本当にクソッタレでした。
この5年間は本当に地獄そのものでしたね。すべてが悪循環で本当にどーしよーもなかったです。
でも、ある日すべての物事にびっくりするぐらいどーでもいいと思える日がきたんです。どーでもよかった。
完全に開き直りです。
そもそも革製品を自ら造って売ってお金にしていかなきゃいけないのにアルバイトでお金を稼いでしまっている事に気付いたんです。僕の場合は5年かかった。
※この5年が長いか短いかは少し横に置いといてくださいね。
そんなこんなで当時2つのアルバイトを掛け持ちしていたんですが、2つとも一気に辞めました。一気に!!
当然、ほぼ収入は無くなるのでどうなるのかなとは思ったんですが、アルバイトに費やしていた時間すべてを【革小物を造る事】に注ぎ込みました。当時は実家暮らしだったので死ぬ事はないと開き直っちゃったんですね。
そしたらパラパラと商品が動くようになったんです。不思議な事が起こるんですね。なんとも説明しにくいんですが、これまで全然動く事がなかった商品がアルバイトを辞めてすべての時間を革製品の制作にあてたら動き出したんですよ。
嬉しかった。
もちろん金銭面で苦しい時間はまだまだ続くんですが、それ以上に楽しかった。
自分で言うのもなんですが、急激にクオリティも上がっていってる事が分かり、造る事がほんとうに楽しくなった。
そして、28歳になり自分のお城、ショップ兼工房【Atelier BYKING】を持つことになるんですね。
※ちなみにお金もそこまで持ち合わせていなかったのでホームセンターに通って自分で建てました(リフォーム)。
この辺のお話もまた後日ブログでご紹介させていただきます。
ここからはお店兼工房、そして展開してるレザーブランドのご紹介です。
【Atelier BYKING】
オリジナルレザーブランドである 『BYKING』、『BYKINGclassic
』を制作、販売するショップ兼工房です。
AtelierBYKINGのコンセプトは[モノ造りに対する探究心と挑戦心]。
モノ造りを航海に例え、可能性に満ち溢れた大海原を日々開拓していく。
そんな想いを込めて今日も航海(モノ造り)しております。
そして、
『BYKING』…
BY=傍ら、KING=ユーザーを意味しており、「ユーザー様の傍らにあるモノ」というコンセプトを掲げた革製品を展開するレザーブランド。
共に時を過ごし続ける相棒のような存在に成る革製品をLeatherSmith(革職人)が誠心誠意想いを込めて制作し、お届け致します。
『BYKINGclassic』…
世界各国の高級皮革を素材とし、商品が出来上がるまでの裁断から仕上げに至るまでの全ての工程を、LeatherSmith(革職人)がこれまでに培った技術や経験、モノ造りに向き合ってきた時間、感覚を最大限に活かして商品を産み出すハイクオリティラインです。
と、まぁこんな感じで日々革製品の制作と販売をして今日に至るわけですが、革に携わって、はや11年ほどになるわけです。(11年間のうち5年間はやってなかったと言っても過言ではない)
もぅそんなに経つんですね。いろいろと凄いな。
これまでの道中さまざまな事がありましたが、これまでに関わりを持ってくださったすべての方々、これからお知り合いになるたくさんの方々、これからもどうぞ宜しくお願い致します。
ざっくりと僕とAtelierBYKINGとAtelierBYKINGが展開するレザーブランドのご説明をさせていただきました。
ざっくりと言いながら途中それなりに深掘りしてしまっている原田ですが、
貴重なお時間をこのブログに割いて下さってありがとうございました。
これからしっかりとブログも続けていきますので、お暇な時間にチラッとお覗きいただければ嬉しいです。
アトリエからは原田がお届け致しました。
じゃーね!